●ドナウ川
ドナウ川は、ドイツ南部の黒い森(シュヴァルツヴァルト)を源流とし、計8カ国(ドイツ、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア)を東に流れ、黒海に注ぐ全長2,860kmの長さを持つ国際河川。EU(ヨーロッパ連合)内で最も長く、ヨーロッパ大陸ではヴォルガ川に次いで2番目に長さをもちます。ドナウ(Donau)川はドイツ語での呼び名で、ハンガリー語ではDuna、ルーマニア語でDunare、英語でダニューブ(Danube)と各国語で呼ばれ、その語源はラテン語のダーヌビウス(Danubius)=ローマ神話の川の神の名前に由来し、ダヌービウスはケルト語で意味する川からの借用語と考えられています。
●国境の防衛線である交易の道
ドナウ川はローマ帝国時代には北方蛮族に対する防衛線であり、外敵から身を守るためドナウ川沿いには多くの砦が築かれました。ドナウ川は物資の輸送路、交易の道であり、ウイーン、ブダペスト、ベオグラード、ソフィアなど各国の首都は、重要な基地として築かれた事からその歴史は始まっています。
●ブルードナウ
ドナウ川上流は、源流シュヴァルツヴァルトからパッサウ、リンツ、ウィーンなどの都市を通り、川幅が狭くなるオーストリア/スロヴァキア国境にあるDevin門まで。風光明媚なヴァッハウ渓谷には修道院や古城などが両岸に建ち、景勝地として世界的に有名です。クロワジー・ヨーロッパでは、ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲のワルツ『美しき青きドナウ』より、上流地域をブルードナウと呼んでいます。
●クルーズについて
クロワジー・ヨーロッパのブルードナウ川クルーズは上流~中流の古都とバッハウ渓谷を巡ります。
ローマ時代から中世、オスマン帝国、ハプスブルグ家、世界大戦、冷戦時代、そして現代とヨーロッパの歴史と共に歩んできたドナウ川には、多彩で豊かな文化が息づいています。
雄大な大自然と魅力的な古都、点在する砦などを眺め、ドナウ川で悠久の歴史に触れてみませんか?
©Croisi Europe,©Gregory Gerault,
寄港地 |
ブダペスト、ウィーン、ブラチスラヴァ、パッサウ、リンツ、メルク、エステルゴムなど
クルーズ日数 |
4泊5日~10泊11日
エクスカーションで訪れる観光地 |
ブダペスト、ウィーン、ブラチスラヴァ、ドュルンシュタイン、メルク修道院、シェーンブルン宮殿、大平原プスタ観光、ハンガリアンダンスショーなど
クルーズ日数 | 5日間 |
出発/到着 | ウィーン発着 |
クルーズ日数 | 6日間 |
出発/到着 | ブダペスト発パッサウ着 |
クルーズ日数 | 6日間 |
出発/到着 | パッサウ発ブダペスト着 |
クルーズ日数 | 8日間 |
出発/到着 | ウィーン発着 |
クルーズ日数 | 11日間 |
出発/到着 | パッサウ発着 |
■ウィーン
港:Handelskaï dock265(Mexico Platz/Reichsbrücke橋近く)
(他の乗船場所に変更になる可能性がありますので最終案内をご確認ください。)
アクセス
最寄駅:Vorgartenstraße(メトロ1線)
駅や市内のホテルからタクシー利用がお勧めです。
■ブダペスト
港:Belgrad Rakpart(エルベージェト橋近く)
(他の乗船場所に変更になる可能性がありますので最終案内をご確認ください。)
アクセス
最寄駅:Fővám tér駅
駅や市内のホテルからタクシー利用がお勧めです。
■パッサウ
港: Fritz Schäffer – Promenade(列車駅から徒歩約7分)
(他の乗船場所に変更になる可能性がありますので最終案内をご確認ください。)
アクセス
最寄駅:Passau Hbf
駅や市内のホテルから徒歩またはタクシー利用がお勧めです。
A:ミュンヘン中央駅からパッサウ中央駅まで列車で約2時間10分。
ドイツ鉄道:https://www.bahn.com/en/
B:ウィーン中央駅からパッサウ中央駅まで列車にて約2時間20分。
オーストリア鉄道:https://www.oebb.at/en/
■リンツ
港:Lentos museum(ハウプト広場近く)
(他の乗船場所に変更になる可能性がありますので最終案内をご確認ください。)
アクセス
最寄駅:Hauptplatz駅(トラム)
駅や市内のホテルから徒歩またはタクシー利用がお勧めです。
A:ウィーン中央駅からリンツ中央駅まで列車にて約1時間15分。
B:ザルツブルク中央駅からリンツ中央駅まで列車にて約1時間30分。
オーストリア鉄道:https://www.oebb.at/en/